鹿野山春季大会式(花嫁祭り)
4月28日は春の大祭です。両ご本尊ご宝前において春季大会式特別大護摩供(11時30分)が厳修されます。このお祭りは別名花嫁祭りと呼ばれており、当山夏季大会式(夜まち)で知り合った若者たちが縁あって結ばれた場合、このお祭りにお礼詣りとして神野寺に参拝した事から別名花嫁祭りと呼ばれています。10時より鹿野山上町から山車の引きまわしがあり、下町・九十九谷の順に進みます。九十九谷公園にて12時30分より500年の歴史を持つ梯子乗り獅子舞(県指定無形文化財)を奉納。高さ10メートルの梯子上での二人舞いは手に汗握る妙技です。
春季大会式の為、神野寺の境内にたてられる大のぼり2本 | |
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山車(当山門前)
梯子乗獅子舞
12時30分より九十九谷公園にて
由 来
永正元年(1503)弘範上人が紀州高野山から来山し神野寺の住職となりました。上人は衰退していた神野寺を復興した事から、神野寺では中興の祖と呼ばれています。そして、この上人の徳を慕って多くの木こりが一緒に鹿野山に移り住み、当地ではるか高野山を偲んで獅子舞を行いまいた。当山のメス獅子が牡丹の花が咲くのを見て高野に住むオス獅子への恋が募り、断崖にみたてた5間1尺余の梯子の上で狂気乱舞するというのが鹿野山に伝わる梯子乗り獅子のそもそもの由来とされています。ちなみに、11時30分より神野寺にて特別祈願されたお札が梯子の頂上に貼られ獅子舞が始まります。現在鹿野山住民を中心とした保存会によって守り伝えられています。